2017年3月28日放送
石野智恵さん/
ちりめん・ひじきの漁獲、製造、段々畑の野菜等の生産、
仕事内容商品製造、発送、販売業務全般

<仕事でチャレンジ!> 仕事に関してチャレンジしていることは?

サービス業、メーカー、エンジニア、飲食店さまざまな業種を経て家業の石野水産へ。
石野水産は広島県最南端のちりめん網元で創業は昭和5年。曽祖父の代から続く網元です。(自分が家業に入る前、)ちりめんの品質には定評があったのですが、当時は卸販売のみ。その上、漁獲量は減少傾向にあり、せっかくいいものを作っても価格は相場に左右されてしまうため、家業の将来は厳しい状況にありました。
そこで、私は料理研究家の先生にお願いして、ちりめんを使ったレシピを作ってもらい10万部以上配布するなど側面から応援。弟も家業について頑張っていました。私も家業には深い思い入れがあり、これからも「ちりめん網元」として長く喜ばれる会社にしていきたいと考えていた矢先、結婚を機に広島に戻れたので、実家の仕事に入りました。
私が取り組んだのは、自社商品を「ザ広島ブランド」や雑誌の賞、観光庁の賞等、色々な所に売り込み、商品をエントリーすることでした。賞を取ることで商品に信用がつくと聞いたからです。御蔭さまで認定を頂く事ができました。
また、パッケージも一新し、地元を知ってもらうため、ちりめんの商品名に「倉橋島」をつけました。今では順調に認知されています。また、ちりめんでは「朝獲れちりめん」という、これまで業界では高い価値として認識されていた商品を、一般向けの御歳暮として、百貨店とコラボして販売、定番化しました。(瀬戸内ひろしま宝箱)
数年前からは、冬にひじき漁もスタート。自社の強みである「丁寧なモノづくり」を生かした下処理で、磯臭さを抑えたひじき嫌いでも食べられる「倉橋島のひじき」を、冬の会社の看板商品として開発しました。
併せて、海外向けのお土産と広島県産にこだわったソフトふりかけを製造。また、2016年冬には「初摘みひじき」といった価値の高い商品を百貨店ギフトとして開発。一方「ひじきは煮物にするくらいしか食べ方がわからない」というお客様の声にこたえ、ナムルや、トースト、カレー等、和食以外でひじきを使ったレシピの開発を行い、配布も始めている。
今後は、お客様の声に耳を傾けながらの商品開発や、ちりめんの製造工程の見直しで更に美味しく安全にしていく改善策を考えたい。また、ちりめんやひじきを使った料理コンテストなどを通して、これまであまり手を伸ばしていない若い方向けに、新しい食べ方の提案、普及にも努めたい。色々な商品開発に挑戦しつつ100年続く企業にと思っています。
また、3月4日は学会にパネリストとしても呼んでいただくなど、新たなステージでも挑戦している、自分たちのように小さな会社でもできる事等自分の経験を通して役立つ事があれば今後も継続して挑戦していきたい。

<暮らしをエンジョイ!> 暮らしの中でエンジョイしていることは?(趣味など)

今は子育てや料理教室などです。小さい時はベビーマッサージ等、成長に合わせて遊ぶだけでなくちょっとした料理を一緒にやったり、ペンキ塗りをみたり、リトミック等いろんな体験を子供と一緒にすることを楽しんでいます。
料理の教室は、もともと料理が好きだったこともあり、講師として行っていたことがきっかけです。教室の中で色々な人と話すと、みなさんが実は「ちりめんの事を知らない」ということがわかりました。
これも子育てがきっかけですが、実際にちょっとの事で美味しくなったり、安全な物が簡単にできる事を知って、今は料理教室に生徒として参加しています。教室でちりめんやいりこを使う料理を習った時には、「ちりめんがどんなふうに出来ているか見学に行きたい」といった声がありました。今後は、そういう見学や体験の受け入れなどもしていければと思っています。

多忙な中での時間捻出術や公私の切替えのコツは?

子育てなどは両親や、夫、等家族ぐるみで自分一人でやろうとせず、適度に甘得ているのが一番大きいです。家族で家事のこの部分は夫にやってもらう、仕事で遅くなるときは休みをとってもらう。いつもではなくスポットで臨機応変と思っています。
といってもそれぞれ仕事がある事、また自分の興味のある勉強も我慢していたこともありますが、子供がいるからできないではなく、主催者等に相談してみて同伴できる場合は子供も一緒に、場合によってはエポカキッズなどで預かってもらったり利用できるサービスは利用。食事や移動なども大事な子供との時間ととらえて、語りかけたりしています。

プライベート、暮らしでエンジョイしていることが仕事にどう生かされていますか?

子供の行動は予測もつかず色々な事に臨機応変に対応する事、また他のママたちの声を聞くと、安全なもの=高級なものに成りつつあり、地元にいいものがあっても気づかれてない事等にも気づきます。
また、子供の姿を見ていると、いいものを残してこの子達の将来に残るようにという意識も向上しています

【バックナンバー】
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